会社の友人と嫁が両想いになった話3/厳選コピペエッチな体験談

結論から言うと、上手くいった。

でもやらない方が良かったと、頭がおかしくなるくらいのショック。
矛盾しているけど、後悔はしていない。
まるでこうなる事をどこかで望んでいた気さえする。

まだ余韻で、高熱を出した時みたいに、ずっと頭がぐにゃぐにゃしている。
苦しいといえば苦しい。
でもそれが辛いとかじゃなく、あくまで興奮が冷めないといった感じ。
うまく考えがまとまらない。
一人になると、うろうろと歩き回ったりしてしまう。

作戦はいつもと一緒で、出張を利用した。
ただ少し違うのは、出張なんて本当は無くて、行った振りをしただけ。
そこまでは当然高木も知っている。

嫁に駅まで車で送ってもらって、そして駅にいったん入り、そこから頃合を見計らって、タクシーで家に戻るという寸法。
しかし、そこは高木にも内緒だった。
高木にはどこか小旅行でも行って来ると嘘をつき、そして尚且つうちの家でしてもらうよう指示しておいた。
しかも寝室で。理由は後述。
この辺は全てが不確定要素ばかりだったが、駄目だったら駄目で良いと思っていた。

高木にはなりすましメールの内容は、大体教えた。
恥ずかしいのでそれを直接見せることは無かったが、嫁と話が合わないと不味いので、概要だけはしっかりと伝えた。
高木には呆れられた。
ちなみに高木は、実家に帰ることを彼女に伝えて、結局別れることになったそうだ。
高木は続けたかったらしいが、向こうが遠距離を嫌がったらしい。

事前に高木が会社を辞めて、実家に戻ることを嫁に伝えた。
嫁は「ふーん」と興味無さげに返事しただけ。
でもその夜。偽高木メールに
「旦那から聞いたよ。会社辞めるんだってね。今までお疲れ様」とだけメールが来た。
それに対し返信をせず、そして嘘の出張の前日。
「最後にもう一度会って欲しい」とメールを送った。
返事は、「最後だからね」とあっさり了承。
びっくりした。
時間を置いてリビングに行くと、俺を見た途端にそわそわしだす嫁。
不意打ちで後ろから抱きつくと、「わわわわわ」と物凄く慌てていた。
無言でキスしまくると、目がきょろきょろと左右に泳いで、
「ど、どどど、どうしたの?」と引きつった笑顔を浮かべていた。
挙動不審の理由を、聞いてもないのに
「いきなりだから、ビックリしたよー」と釈明する嫁。
それで興奮して、犯すように嫁を抱いた。
久しぶりに一晩で2回もした。
でもゴムは有り。
着けさせられた。
嫁は
「すごいね~」と笑っていた。
「嫌だった?」と聞くと
「ううん。帰って来たら、もっかい、ね?」と、モジモジしながらそう答えた。

そして昨日。
前述したとおり、昼過ぎくらいに嫁に駅まで送ってもらった。
その車中、俺は気が気じゃなかったのだが、嫁の様子はいつもと何も変わらない。
むしろ鼻歌交じりでハンドルを握っていた。
別れ際、嫁は運転席から満面の笑顔で手を振りながら、大声で「気をつけてねー」と声を掛けてくれた。
嫁が去っていくのを見た俺は、タクシーで家付近まで戻って、しばらく家の周りでうろうろしていた。

事前の打ち合わせでは、見知らぬ車が家に止まっているのは不味いだろうということで、嫁が高木を迎えに行くという段取りになっていた。
家に戻ると実際嫁の車は無かったのだが、高木に問い合わせると
「まだ迎えにきてません」とのことだった。

そこからは、高木にも秘密にしていた俺のプランを実行するかどうかで迷った。
本当はずっとしたかったことがあって、でも勇気がなかなか出なかった。
しかしこんなチャンスは、もう人生で最後なんだからと、覚悟を決めた。
俺は無人の我が家に入って、そして書斎に閉じこもった。
簡単な食糧や水。そして大人用のオムツなんかも前もって用意していた。
書斎は寝室の隣で丁度ベッドも書斎側の壁。
壁も薄いので、会話も丸聞こえできる算段があった。
そして何より、もし万が一バレても構わないという覚悟があった。
それくらい、嫁が他の男に抱かれてる姿は、魅力的だった。
バレるバレない以前に、最悪の事態が起こる可能性というのも、勿論考えていないわけではなかったが、それは絶対に阻止したいという気持ちと、でもどこか心の片隅で、それを見たいなんて矛盾した気持ちもあった。

数十分待っても誰も来ない。
もしかしたら、高木の家でしてるのかもしれない。
それならそれで仕方ないと諦めるようと思った。
しかしやがて、誰かが階段を踏み上がる音。
そして隣の寝室のドアが開いた。

「なんか緊張するー」
「いや俺のが絶対してますから」
そしてすぐに、んっ……と吐息が聞こえた。
ドアが開いてから足音はしなかったから、入ってすぐのところで、キスをしているようだった。
予想以上に音は明確に聞こえ、ディープキスをしようものなら、その水音までしっかりと聞き取れた。
そして無言のまま、激しい衣擦れの音。
結構乱暴に服を脱がしあっていたのが容易に想像できた。
その合間に、激しく唇を重ねているような音も聞こえてくる。
自分だけが服を着ているであろうことに劣等感すら感じた。

そしてベッドが一度大きく軋む音。
「きゃ」と嫁の声も聞こえたから、高木が嫁を押し倒したのだろうか。
しばらくキスの音と嫁の吐息だけが響いていた。
嫁の吐息とキスは同時に聞こえてきたから、キスは愛撫の音だったのかもしれない。
そしてやがて、「京子さん」と高木が嫁を呼んだ。
「ん?」
「今日は何時まで?」
「一応泊りなんだよね?」
「みたいです」
「ん。でも、夕方まで、ね?」
「もっと一緒は?だめ?」
「だめ。匂いとか、あるし」
「わかった」

高木の愛撫を受ける嫁の声は、俺の時と全然違った。
切なそうとしか言えない。
こんな可愛い声を出すのか、と嫁の魅力をまた一つ知った。
「ね、高木君。あたしも」
「うん」
ほどなくして、カチャカチャとベルトを外す音がして、
「わぁ」と嫁の声。
そして女性が口で奉仕する音。
この時点で、俺はパンツを下ろしてオナニーをしたい欲求に駆られたが、その音が向こうに伝わるんじゃないかという危惧が頭をよぎり、ただ壁にへばりついて耳を澄ましていた。

高木には事前に、言葉攻めというか、嫁にやらしい言葉を言わせてみてほしいと頼んでいた。
そうでなくても、メールの内容を伝えた時に、
「京子さん本当はそういうの弱いんですかね」とそわそわしていたから、
元々する気だったんだろう。
「これ、どう?」
「ん……硬い」
「それだけ?」
「やだ、もう。……おっきいよ」
「好き?」
「かもね」
「欲しい?」
「やぁ」
「言って」
その後ごにょごにょと嫁の声。
そして高木が鼻で笑った。

ガサゴソと何かの包装を破く音(多分コンドームだと思う)がして、そしてその数秒後。
「あっ」という嫁の甲高い声と共に、ベッドが揺れる音が聞こえ出してきた。
最初はそれほど激しくなかった。
ギシギシギシと定期的なリズム。
それに合わせて嫁も声を出していたが、
それは愛撫を受けている時よりも、どこか苦しそうな声だった。
「んっくっ……んっ」みたいな感じ。
それでも正確なリズムでベッドが揺れ続けていると、そのうちそれは、
「……あっ、あっ、あっ、あっ」とリズムカルで、甘い声に変わっていった。
やはり俺が聞いたことのない声だった。
すごく可愛くて、甲高くて、いやらしい声だった。
子犬みたいだな、と思った。
嫁の本当の喘ぎ声を、初めて聞いた。
本当に、気持ち良さそうな声だった。

「最近旦那さんとしてる?」
「あっ、あっ、あっ……あんっ!あんっ!あああっ」
「な?」
「も、やだぁ………してない」
前日に、2回もしたのに、していないと言われた。
反射的に「え?」と声を出しそうになってしまった。
「どれくらいしてないの?」
「あっ、そこ、だめ……あたる……」
「なぁって?」
「いっ、あっ、いいっ!……もう、や……だってぇ」
ピストンの音が止んだ。
「どれくらいしてないの?」
「…………………ずっと……して、ない」
以前からも、週に一度は必ずしていた。
この一ヶ月は、間違いなくそれ以上。
俺は我慢が出来なくて、チャックの間からちんこだけを取り出し、自慰をした。本当、自ら慰めるって感じだったと思う。

ピストンの音が再開した。
「あっ!あっ!あっ!あああっ!……すごいっ!あぁっ!これっ!」
「何が?言いな」
「あん!あん!あっ!……やだ!おちんちん!……すごい!」
「誰の?」
「君のっ、すごい……すごい、気持ち良い」
「ちゃんと」
また音が止む。嫁の息切れの音だけ。
「高木、君の、おちんちん……」
「が何?」
「気持ちいい。すごく、いい……あっ!あっ!あっ!そこっ!……そこだめ!」
「いいよ。いって」
「あああっ!だめっほんと!もう……ああっだめっ!いっちゃう!」
「いいよ。ほら。ほら」
「だめ……いっくぅ!……いくいくいくっ!いっちゃう!あっ!やぁ、ん……!もうだめ!あああああっ!!!」

こんな風に、「いく」と絶叫しながら連呼するなんて、知らなかった。
嫁が本当にイク時は、こうなるんだって、妙に頭の中は冷静に聞いてた。

俺は自分がいきそうになる度に、その欲求を抑え、我慢をした。
俺も頭が真っ白で、高木とタイミングを合わせてイクことしか考えていなかった。
今嫁を抱いて、嫁を満足させているのは、自分だと思いたかったのかもしれない。

「……やっぱ、すごすぎ」
「京子さんもやばいって。てか超プルプルしてる」
「もう真っ白……」泣き笑いみたいな口調。
「休憩する?」
「おねがい」
高木が抜いたのだろう。
「あぁっ」と嫁の残念そうな、甘い声。
「またすぐ、な?」
「……もう」
平手で軽く身体を叩いたかのような音と、キスをする音。
「京子さん好きかも」
「やめて、そういうの」
「今だけ。いいじゃん」
「だめ」
「なんでさ」拗ねたような口調の高木に
「あたしも、って言っちゃいそうになるから」とぶっきらぼうな嫁の口調。
「じゃあ今だけ恋人気分とか。だめ?」
「えー」
「今だけ今だけ。ごっこごっこ」
「何それー。じゃあ……守」
嫁が冗談っぽく作った、可愛い声で高木の下の名前を呼ぶ。
二人でクスクス笑いながら、お互いの名前を呼びあっていた。

「でもさー、もうすぐ会えなくなっちゃうよね」と嫁。
「だね。寂しい?」
「別に。全然」
「無理しちゃって」
「してないし。でも……」
「でも?」
「なんだろ。思い出は欲しい、かな」
「どんな?」
「わかんない」

少し会話が途切れた。
でもそのうちクスクスと楽しそうな声。
最初は聞き取れなかったけど、少しづつ会話の内容がわかるようになっていった。
「ここでいつも旦那さんと寝てるんだ?」
「うん」
「セックスも?」
「もーやだぁ」
「でも最近してないでしょ?」
「しょうがないの。○○君は仕事忙しいから。疲れてるの」
「どんなくらいしてないの?」
「えー……もうわかんない」
「俺だったら、毎晩なんだけどなぁ」
「はいはい」

高木はそれが嘘だとわかっていたんだと思う。
もし本当にそんなずっとしてないのなら、この間嫁が高木に相談してた事が辻褄が合わないし。
というかなぜ嫁が、そんなバレバレの嘘をついたのかはわからない。

少し間を置いて、真剣な高木の声。
俺が聞いたことのない、同僚でも友人でもない、男としての高木の声だった。

「俺を忘れられないようにしたい」
「もう充分、だよ」
「そうなの?」
「ん」
「しよっか」
「うん」
「言って」
「……ほしい」
「なに?」
「守が欲しい」
「いいよ。あの、ゴムさ、だめ?」
「…………駄目」
「ごめん」
「ううん。多分、一緒だから。気持ち」
「うん……じゃあ、はい。京子つけて」
「ん」

そして小さく「よいしょ、よいしょ」という嫁の声。
続けて呆れたように、でも同時に楽しそうに「ほんと硬いね」とも。
「旦那さんとあんま変わんないんでしょ?」
「ん、でも、やっぱり違うかも」
そしてすぐにまたベッドが軋みだした。
もうこの辺で、俺は少し泣いてた。
色んな感情が混ざってたんだけど、一番大きかったのは、怖いって感じだったと思う。

「あっ……かた……守」
「なに?」
「呼んだ、だけ……あっ……あっ、あっ、あっ」
「気持ちいい?」
「すごい、いい」
「ちゃんと言いなって」
「……くぅ、んっ……なんか、すごい、こすられる」
「ここ?」
「やっ、はぁ、あっ、そこ、やっ、だめ……あんっ!あんっ!あんっ!」
「京子、バックでいい?」
「え?あっ、うぅ…………嫌、かも」
「なんで?嫌い?」
「ううん」
「じゃあいいじゃん。しよ?」
「……やだ」
「なんで?」
「キス、出来ない、じゃん」
俺はそんな事言われたことがない。
「キス好き?」
「うん……守のは、好き」

「は?」って何だと思った。
それを高木も一緒だったようで、俺の気持ちを代弁して聞いてくれた。
「はって何?旦那さんとは?しないの?」
「バックで?」
「キス」
「する、よ」
「良くない?」
「そんなこと、ない」
「俺とどっちがいい?」
「も、そんなこと、ばっかり」
「教えて。な?最後だし」掠れたような声で、そう尋ねる高木に対し、
「ちょっとだけ……守」と答える嫁。
「ちょっと?」
「ん、ちょっと、だけ」
「本当は?」
「あっ、あっ、あっ、そこ……だめ」
「どう。いい?」
「うん、すごい、いい。守の、いい」
「本当に?」
「ん、あっ、いい、よ。おちんちん、守の、んっ、好き」
「やらしいね」
「だって、あっ、こういうの、好きって。あっあっ、守が」
「どっちがいい?」
「だから、あっ、あっ……守……あんっ……だって」
「ちょっと?」
「うん……やっ、ぁん」
「本当は?」
「……ちょっと、だってばぁ……あんっ!あんっ!あんっ!」

俺はずっと嗚咽を堪えながら、我慢汁だらけの自分のちんこをあまり刺激しないように、ただ撫でていた。
それでもいい加減耐えれなくなった俺は、そっと携帯を取り出し、嫁に
「早く帰って京子のご飯食べたい」とだけメールを送った。

やがて隣から聞こえる、嫁の俺専用の着信音。
でも止まないセックスの音。
ギシギシギシと鳴り響く音の中で、
「いいの?」と高木。
「ん、でも」
高木は着信音のことまでは知らないだろうが、もしかしたら俺からかもと思ったのかもしれない。
「いいよ。出て」と嫁に携帯を確認することを促した。
「ん、メール、だから」
しばらく音が止む。
「もういいの?」と高木。
「ん」
ピストンが再開した音。
「誰だった?」
「……友達…………あっあっあっあ!」

それを聞いた瞬間、射精が我慢出来なくて、漏れてしまった。
完全にイキきったわけじゃなく、まだ硬かったけど、それでもどくどくと精液が出てきた。

そしてまたピストンの音が止むと、高木が
「京子」と嫁を呼んだ。
「……何?……ん」
ぴちゃぴちゃと唾液を交換しているかのような音。
「ゴムさ、だめ?」
「……ごめん」
「そっか」
「……ごめんね……なんか、怖い、から」
「病気、とか?」
「違う……その、欲しいって、思っちゃいそう、だから」
「え?」
「……嘘、やっぱ、だめ」

また激しく唾液が交換される音。

「欲しい?」
「……守」
「な?」
「だめ」
「気持ちだけ。知りたい」
「……ほしい」
「え?」
「君の、欲しい、って思っちゃいそう、で怖い」
「外していい?」
「……わかんない」
「やっぱ、やめとこっか?」
「……ん」
「じゃあ口で、良い?」
「うん」

ごそごそと音がして、そしてフェラの音が響いてきた。
それほど激しくはないが、愛しそうに、そして丹念に咥えているのが、容易に想像できるような音。
「京子……いきそう」
「いいよ」
「このまま、いい?」
「うん」
「あ、やべ……あっ」
高木のその声を契機に、水音は緩やかになっていき、そしてそれやがて完全に静かになった。

「はぁーっ」と高木の気持ち良さそうな声。
すぐにシュッシュッとティッシュを取る音。
「はい」また高木の声。
嫁の返事は無い。
「え?」と高木が驚いたように声を出した。
すると「ふふ」と嫁が小さく笑い、
「いいの?」と高木がそう尋ねると、
「うん…………うわ、すっごい苦い」
と嫁が素の口調で答えた。

俺はそこで完全に射精した。
かなり飛び散った。
声が出そうになったが、なんとか堪えた。

「はーあ」と嫁の声と同時に、ベッドに人が倒れこむ音。
「やっぱ守、すごいね」
はは、と高木の笑う声。
続いて「相性いいんだって絶対」と高木。
「ねー」

そんな会話の中、バイブも着信音も無しにしてあった、俺の携帯の液晶が光った。
「お仕事頑張ってね。明日ご馳走作って待ってるよ」
嫁からのメールだった。

それからしばらく、隣からは何も音が聞こえてこなくなって、怪訝に思った俺は高木にメール。
「今どうしてる?詳しく教えて」
送った直後に、隣で着信音。
「女の子?」とからかうような嫁の声。
「違うって」
すぐに返事が返ってきた。
「一回終わったところです」
「現状の詳細お願い」
「京子さんを後ろから抱きかかえて座ってます」

壁を一枚挟んだむこうで、恋人みたいに裸で密着して座っている二人を想像する。
しかも無言。
その状態がさらに1分くらい続いて、嫁の声が聞こえた。
「守ってさ、絶対もてるよね」
「そんなことないよ」
「そんなことあるに決まってるじゃん」
「なんで?」
「別に。そういえばさ」
「ん?」
「彼女とはもう会わないの?」
「元、な。ちゃんと別れたし」
「なんかすぐだったね」
「しょうがないさ。遠距離は嫌だって言われたし」
「そっかー……でも、あー……ううん」
「何?」
「なんでもない」
「言ってよ」
「なんでもない。まぁでもあたし的にはそっちのがいいけど」
「そっちって?」
「だから、守に彼女いないほうが」
「なんで?ひどっ」

ごそごそとベッドが軽く軋む音。
「なんでって、わかるでしょそんなの」
そしてまた、ちゅぱちゅぱと水音がし始めた。
「うっ」と高木が小さく呻いて
「いや、わかんないし」と口にした。
嫁はそれに対してすぐには返事をせず、ただ水音だけが徐々に激しくなっていった。
そして数十秒後、音が止んだ。
「わかるでしょ」と囁くような嫁の声。
そしてまたすぐにちゅぱちゅぱと音。
激しくなったそれは、じゅるっじゅるっといったほうが近いかも。
「京子、口だけで、そう、手こっち置いて」
水音だけが延々と続いた。

そして高木が「京子、そろそろ、やばいかも」と呻くように言うと、
音が一旦止み、またベッドが軽く軋む。
「どうしよ?」と嫁の声。
「どうする?」
「ほしい、な」
「じゃあ、乗って」
そして緩やかに、ベッドが軋みだした。
ゴムを着けた気配は無かった。

「ああっ、やだ、すごい、やっぱり」
「なんか、マジで俺、幸せって感じ。」
「わかる、かも」
「動くよ」
「ん、でも、あたし、すぐ、やばい、と思う」
「俺も」

ベッドがまた激しく軋みだした。
その音は、ギシギシと横に揺れるような感じじゃなく、ギッギッギと縦に揺れてるふうに聞こえた。

そして嫁が、高木にこう語りかけた。
「やっ、ホント……気持ち良い…………ね、守」
「ん?」
「……好き」
「俺もだよ」
「大好き」
「ん。俺も」
「本当?」
「ああ。大好きかも。お前のこと」
「やばい、嬉しい。あたしも、ほんと大好き、かも。ああ……守…………あっあっあっあっあっ!」

俺は再度勃起していたけど、オナニーどころじゃなく、なるべく足音を立てずに、ただ部屋の中を、号泣しながらうろうろと歩き回っていた。
頭の中は、ぐるぐると、嫁との記憶が暴れまわっていた。
でもそんなの関係無しに、隣からは愛し合ってる二人の声。

「あっ!あっ!あっ!これ、やばい、あたし、もうだめ」
「俺も、すぐ、かも」
「守!守!……いっ!あっ!……もうだめ」
「俺も、どうする?」
「ほしい。だめ?」
「京子は?大丈夫?」
「もう、我慢、できない……欲しい」
「あ、く、やば」
「あ、待って、これ、外す、から」
「いいの?」
「……今は、君だけ……」
数秒音が止み、そしてまた嫁の声。
「あんっ!あんっ!すごい!守!やだ!全然違う!」
「京子!」
「守!好き!好きだから……あっあっあっあっあ!」
「俺も、愛してる、あ」
「あっ、あっ、あっ、あっ!…………あ、あたしも……だから、もう……いいよ……ああああああ!」

そして音が止んだ。
数秒して
「ああ、出てる……すごい……なんか……頭……溶けそう……」
と嫁の蕩けきった声。
「わかる?」
「なんとなく、だけど」

しばらく嫁の、はぁはぁと息切れする声。
「……こんなの、初めてかも」
「え?」
「女で……良かったって、思った」
「京子…」
「守…」
ちゅっちゅと唇が何度も重なっているような音。
二人は、名前を呼び合いながら、何度もキスをしていたんだと思う。
「守……ごめんね?」
「いや、俺も、だし」
「うん……もうちょっと、このままでいい?」
「うん」
「なんか……熱い、気がする」
「ここ?」
「うん」
「大丈夫かな?」
「……君には、迷惑かけないようするから」
「ごめん」
「謝らないでよ」

またティッシュを取る音が聞こえた。
それと同時に、嫁の
「あ、いい。あたしが、する」という声。
その後、ぺちゃ、ぺちゃ、と緩やかな水音と
高木の
「あ……京子、すげ」と消え入りそうな声が聞こえてきた。

その後しばらく静寂が続いて、再び高木の声が聞こえてきた。
「いつまで一緒にいれる?」
「一応泊りみたいだけど……」
「じゃあまだ、良い?」
「ん、でも、匂いとか、あるし」
「あー。じゃあさ、俺ん家どう?夜まで」
「えー。でも……」
「せめて晩飯だけでも作ってよ。京子の料理最後に喰いたいし」
「んー、じゃあご飯だけね?」

その後、服を着る音と同時に、ぽつりぽつりと嫁が話し出した。
「本当はさー、前から気になってたんだよねー」
「え?」
「君のこと」
「そうなんだ」
「うん。めちゃくちゃタイプでさ、最初会った時、困った」
「あー」
「だから、あんまり連れてきて欲しくなかったんだー」
ははは……、と高木の苦笑いのような声。
「でも俺も、京子すげえ良いなって思ってた。羨ましーって感じで」
「えー、絶対嘘」
「マジマジ」

「窓も開けときたいな。でもこっちだけにしとこ」と嫁の独り言と同時に、寝室のドアが開いた。
そして二人が出て行く音を確認。

その後しばらく書斎でうずくまっていたが、なんとか腰をあげて寝室へ。
寝室のドアは開きっぱなしで、換気されていたけど、一歩入ると、男と女の匂いで充満していた。
ベッド脇のサイドテーブルには、嫁の結婚指輪が置かれていた。

その後、しばらく家で泣いていた。
日が落ちたころ、家を出て高木の家に向かった。
別に目的なんかなかった。
高木のアパートの部屋には、電気が灯っていて、ずっと周りをうろうろしていた。
一度部屋の扉の前までいって、郵便受けを開けて耳を近づけたら、うっすらと喘ぎ声が聞こえてきた。
高木に現状を問うメールをしたら
「今俺の家でしてます」と正直に答えてくれた。
「もう返してほしい」とメール。
「わかりました。手はず通り、お互いの連絡先消すよう言っておきます」と返事。

高木のアパート近くの空き地で待機。
数十分後、部屋から出てくる嫁。
玄関先で、ドアで半分以上隠れていたけど、高木の首に腕を回し、背伸びをしてキスをしている嫁。
それから嫁は高木のもとを離れ、何度も振り返り、高木に小さく手を振りながら帰っていった。

帰っていく嫁の車を見送って、しばらくしたら、俺は高木の部屋へ向かった。
高木はびっくりしていたが、快く部屋に入れてくれた。
当たり前だけど、嫁の匂いがした。
キッチンなんかも綺麗に片付いていて、匂い以外にも、嫁の跡があった。
高木の首元には、キスマークがついていて、それをちらちらと見てしまった。
高木は高木で、目が泳ぎまくっていて、引きつった笑顔を浮かべ、わかりやすいほどに挙動不審になっていた。
ただ俺に対する視線や口調は、少し上から目線というか、穿った見方をすれば、馬鹿にするようなものだった。
実際馬鹿なのだから、仕方ないといえばそうだが。

「この辺にいたんですか?」
「いや、さっき帰った来たところ」
県外の温泉に日帰りで行ってきたと嘘をついた。
「どうだった?」
「最後ですからね。燃えましたね。ああ、ゴムもちゃんとしましたよ」
と聞いてもないのにゴムのことを言う高木。
「連絡先は?」
「ちゃんとどっちも消しました」
「疑ってるわけじゃないけどさ、確認してもいいか?」
「ああはい。勿論です」
高木の携帯には、メールも含めて嫁関連のものは何もなかった。
その日のことについて、高木から詳細は聞かなかった。
というより聞けなかった。
責める気にもなれなかった。
高木に対しては、劣等感というか、敗北感だけしかなかった。

それで高木宅を出て家に向かった。
泊りで出張ということになってるので、帰れなかったが、外から家を眺めていた。
そんな時、嫁からメール。
「今日もお疲れ様。気をつけて帰ってきてね」
その後は、とても寝れそうにないと思って、ネカフェにいって、これを書いてた。
かなり興奮しながら書いたので、誤字脱字は勘弁してほしい。
途中何度か店を出て、家を見に行ったりもした。
出かけたり、誰かが来た様子は一晩中無かったと思う。

翌朝。というか今日の朝。予定を早め、駅に迎えにきてほしいと嫁にメール。
すぐに車で来る嫁。
いつもと変わらない嫁だった。
当然結婚指輪もしてる。
殆ど徹夜だったので、頭が重く、鈍い感情しか浮かばなかった。
「早く終わったんだね」そう屈託の無い、嬉しそうな笑顔。
「帰ってこない方がよかった?」と本気で聞いてしまった。
嫁は冗談だと思ったんだろう。
俺の肩を叩いて
「何言ってんだか」と乾いた声で笑い飛ばされた。

家に帰ると、嫁はやたらとくっついてきたりした。
一人ソファに座ってると、いきなり後ろから抱き付いてきたり、隣に座って腕を組んできたり、猫撫で声で甘えてきたり。
更には飲み物ほしくて席を立つと、袖をつかんで一緒に歩いてきたり。
最終的には、昼間からHも要求してきた。
そして抱いた。
その最中の喘ぎ声は、高木に聞かしていたような、甘く切羽詰ったようなものではなかった。
今までは気にならなかったけど、俺へのそれは、高木へのと比べると、無味無臭というか、明らかにどこか事務的な声だった。
卑屈になってた俺は、ゴムをつけようかと自分から提案してしまったのだが、嫁は生で、中に出して欲しいと言ってきた。
俺は要求に応じた。
勿論、その意味もわかっている。
俺が嫁の中で果ててる間、嫁はずっと俺の目を覗き込んでいた。
それはとても優しい目だったが、、どこか憐憫というか、可哀想なものを見るような、そういう目だった。
そして嫁は、ふっと表情を和らげ
「すごい、良かったよ」と微笑みながらそう言った。

その後、隠れて嫁の携帯をチェックしたが、やはり高木の連絡先などは全て消えていた。
ただ、偽高木メールを確認すると、昨日の晩に一通だけ来ていた。
連絡先を消す前の最後のメールだったんだろう。
「今までありがとう。色々とごめん。向こうでも頑張ってね。
 これを最後に約束どおり全部消すね。
 君には色々と伝えたい気持ちがあるけど
 それは心にしまっておきます。さよなら。」

これで終わり。
今は興奮状態が続いているけど、なんとか嫁の前では平静を取り繕えてる感じ。
これからどうするのか、全然考えが纏まらない。頭真っ白。
ただ一つはっきりしているのは、頭がおかしいと思われるだろうが、以前より確実に嫁を好きになっている。
ずっと嫁のことを考えて、好きで好きで仕方なくなっている。
誰を責める気にもなれない。当然自業自得だし、こうなる可能性も、もちろん考えてはいた。
ただ嫁から離婚はないって保険があっただけ。
当然俺からもない。
覚悟はしていたつもり。
少し落ち着いてきた今、吐き気と眩暈がすごい。
意味もなく、落ち着き無くぐるぐると歩き回ってしまう。
でも最初に書いたとおり、こうなることを望んでいた気もする。
その辺は自分でもよくわからない。
一人になると、すぐに泣いてしまいそうになる。

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